“東京の空”の下で

音楽をこよなく愛するおばちゃんが日々の出来事をつらつらと綴ります。

退職の日


【この記事はコメント不可にしています。
おばちゃんの独り言として読み飛ばしてくださいませ】



今日4月28日、
おばちゃんは退職の日を迎えました。

仕事に十分な成果が残せなかったのだから
せめて辞めるときは不義理をせずに
きちんとしていこうと決め、
この退職の日を2か月半前に決めました。
後任者を採用し、引き継ぎをしていくのに
十分な日程と思ったからです。

…ところが…

後任者は4月中旬まで決まらず、
やっと採用が決まって
引き継ぎを開始した矢先、
3日で辞めてしまいました。
その後に来てもらうはずだった人も
結局来ることはありませんでした。
(勤務開始日に「家族の病気のため
当面勤務できない」との
メールが入って以来、音沙汰なしです)

私の退職日が迫り、会社では
人材派遣会社や紹介会社を当たり
「即日勤務可能」な人を探し、採用した方が
今週から勤務しています。

ただ後任者は私の業務(経理)が
未経験だったため、
一から教えなければなりません。
その前にいた方も経理未経験だったため、
3日余りでしたが、つきっきりでした。
そして、その間に私の本来やるべき業務が
ストップしてしまっていました。

もちろん、後任者の勤務終了後に
穴埋めをしていましたが、
(しかも業務時間外に)
ただでさえ普段の業務量が多いのに
私が使用していたパソコンを
後任者に譲っていたために、
仕事が滞りがちになったのは否めません。
引き継ぎをできるのは私だけだし、
経理業務担当は私だけ)
従来の業務を優先すると
引き継ぎがおろそかになります。
両立は到底不可能な話でした。
未処理の仕事の量は
増えていくばかりでした。

そして、そのやり残した仕事で
今日、私は上司から
(小さな会社なので社長ですが)
集中砲火を浴びることになります。

本来の業務が止まっていたことは事実ですから、
私は「申し訳ありません」と
頭を下げるしかありません。
そのうえ社長はいわゆるワンマンで、
人の話を聞くタイプではありません。
私は「イエスマン」になるしかないのです。

では後任者を放置してまで
従来の業務を行えと?

もし後任者に経験があれば
一通り教えた後で
ある程度任せていく、
それも可能かもしれませんが、
未経験者の場合は
きちんと育てなくてはならないと思うのです。
そのためには時間と労力をかけて
じっくり教えていく必要があります。
そうしていかなくては育つものも育ちません。
まかり間違えば、潰れてしまいます。
ただ、退職が迫っている私に
そこまでしてあげられる力は
ありませんでした。

後任者の採用にあたって
越権だろうとは思いましたが、
「小規模の会社でひとり事務の
経験がある人が望ましい」
…と私は言い続けてきました。
経験があれば、私の退職後でも
マニュアルやフォローがあれば
自分で裁量してやっていくことが
できると考えていたからです。
(私が入社したときは前任者の退職後で
マニュアルと埃をかぶった
自分の経験だけを頼りに
ここまでやってきました)

私だって経験があったからできたのであって、
未経験だったらお手上げです。
「べるぞ~さんができたんだから、
後任者もすぐにできるだろう」じゃないのです。
もともと未経験者と経験者を同列で
考えることに無理があるのは
私でもわかるのにトップは全く気づかない。

確かに私は結果において
大きな失敗をしでかしました。

でもね、

恩着せがましくいうわけじゃないけど、
増えていく一方の業務を背負い、
サービス残業もして、
自分が辞めた後のことを考えて
転職先への入社を1か月延ばしてもらい、
後任者が未経験者なら
自分のするべき仕事を投げ打っても
業務を教えてきました。

頑張って頑張って頑張って。

なのに。

我慢の限界を超えてしまい、
悔しくて悔しくて、
別室で大声をあげて泣きました。

しがないパートのおばちゃんにも
ちっちゃいけれどプライドがあるんですよ。
そのちっちゃいプライドを捨ててまで
イエスマン」になるなんて私にはできない。
そこまでしなくてはならない理由がどこにある?
私は嫌です。まっぴらごめんです。
(まぁ、もっとももう辞めるんだが)

そんな中にも理解してくれる人もいて、
それだけが救いでしたね…。

夫は「俺の何十倍も我慢強いお前に
そこまで言わせる会社って相当だな…」と
半ば呆れてましたわ。
帰宅した私に、
「塩撒くか?」…だって(苦笑)。

さあ、苦しい日々は今日で終わり。
新しい勤務先には5/2から出勤です。
これで全てがバラ色に変わるとは思っていないけど、
少しでもいい方向に行けたら…と思っています。

とにかく一から仕事をやり直したい。

明後日はエコパだ~!!
これは小田さんからのご褒美なんだよね。
目一杯楽しんできますよ!!