“東京の空”の下で

音楽をこよなく愛するおばちゃんが日々の出来事をつらつらと綴ります。

ザ・カセットテープ・ミュージック“秋の名曲大感謝祭”スージー鈴木さん選曲②

YES-YES-YES”に続く、スージー鈴木さんの2曲目です。
さて、どんな曲が?
 
 
スージー鈴木さん選曲②
I LOVE YOU
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※この曲もジャケット写真はシングルレコードですが、
番組ではアルバム“I LOVE YOU”収録の
バージョンを使っています。
 
S:もう1曲オフコース行ってもいいですか?
 
M:えっ?行っちゃうの?
 
S:僕だけなのかなぁ?秋といえばオフコースって
いうのは…これは実は9月の曲なんですよね。
だから秋といってもちょっと手前なんですけど、
でも秋っていうことで…。
 
~“I LOVE YOU”が流れる~
 
S:アルバム“I LOVE YOU”のバージョンなんですけど、
一番始めにボーンと号砲みたいなのが聞こえますけど、
あれはですね、間奏の中であるミュージシャンが
射殺されたということを報じるニュースの
音声が流れるんです。
その後に小田和正の“I LOVE YOU”の歌詞が
くる、それがまた絶妙なんですね。
 
~間奏部分が流れる~
 
S:1980年の12月8日にニューヨークでジョン・レノン
マーク・チャップマンに射殺されるというのがあって、
その半年後にこの歌があって、
『誰もあなたの代わりに なれはしないから』
…ありがとうございました。
 
M:オフコースという人たちが70年代の
ギリギリ後半から80年ですよね、この人たちが
売れたのはね。
 
S:前半ですね。
 
M:こう…売れてからの進化の仕方って
作家性の爆発のさせ方って凄かったですよね。
 
S:作家性の極致ですよね。
『音楽主義』という言葉をたまに原稿で
使うんですけれども、コード、テンションとか…
複雑なコード、転調、アレンジ、歌詞、
すべてが音楽のためにっていうことですよね。
 
M:そうですね。
 
S:一説には、山下達郎が“クリスマス・イブ”とかで
凄いコーラスを作ったのは、
頭の中にオフコースがあったという説が
ありましてね、オフコースvs山下達郎っていう
『日本コーラス戦争』っていうのがあって、
ただ、山下達郎がマニアとか
音楽ファンの間ですごくリスペクトされるのに
対してオフコースは少女趣味だとか、
ネクラだとか、タモリとかにイジられたりとか
したけれど、オフコースの音楽主義、
作家性があまり語られないのが
とても残念で…。
何十年前に聴いたんだけど、
今聴いてもきますわ…コレ。
 
 
2曲目も“I LOVE YOU”という、意外な選曲でした。
この曲も6月リリースなので、
おばちゃんには『秋』という感覚が
全然なかったんですが…
 
また、文中の『作家性』という言葉についてですが、
おばちゃんもこのとき初めて聞いた言葉で
いろいろ調べてみたのですが、
はっきりした答えはわかりませんでした。
しいて言うなら某掲示板にあった、
「『いかに売るか』ではなく、『いかに芸術(あるいは
表現したいもの)に近づけるか』ということを
重視した作品(人物)」というのが
一番近いのではないかと思います。
 
スージーさんはオフコースは音楽面で
もっともっと評価されてもいいはず」
と言いたいんですね。
うれしい限りです
 
次からはマキタスポーツさんの選んだ
2曲を書きたいと思います。
彼はどんな曲を選んだのでしょうか…。