こんばんは、おばちゃんです。
今年初のネタはやっぱり小田さんで
いっちゃいます~
BS12(トゥエルビ)で12/9に
放送されたものですが、
“ザ・カセットテープミュージック”の
“第二回輝く!日本カセットテープ大賞”で
「ラブストーリーは突然に」が
【最優秀ギタープレイ賞】に輝きました~
…というわけで番組の内容を
MCおふたりのトークとともに
ご紹介したいと思います。
(前回同様マキタスポーツさん→M、
スージー鈴木さん→Sとします)
M:最優秀ギタープレイ賞、こちらの曲でございます。
(「ラブストーリーは突然に」が流れる)
S:もしやギターソロではなくて、カッティングの話ですかぁ?
M:その通りです、スージーさん!
ギタープレイ賞というか、【日本カッティング大賞】(爆)
さらに言うとですね、ちょっとズレてしまいますけど、
裏テーマとしては【日本2拍3連ベスト賞】って
いうものあるんですけど。
コレが2拍3連
S:2拍3連?
M:2拍3連がこんなに効果的に使われている曲も
ないんですけど…グッとアゲてくれる、気持ちを
高めてくれるんですよ。
(再度サビの部分)
M:キタ~っ!
S:あ~、2拍3連大賞だ。
確かにそうだ、すごいすごい。
M:すごいんですよ~大賞間違えたか?(爆)
いやいや、カッティングと合わせて2冠にさせて
いただきたいってことで。
要するにこの曲って味わいとして2拍3連っていう
リズムのパターンと中心に語って評価して
いただきたいですね。
それと、カッティングが素晴らしいって
いうことなんです。
これでリズムをひっぱがしてメロディーだけの
ものにしたら甘ったるくてちょっとキツいなって
いうんで、それでリズムにエッジを効かせることに
よってすごくカッコよく機能しているんですよ。
さらに、♪あの日あの時~♪のメロディーが
何回も何回もしつこくしつこく来たところで、
♪誰かが甘く誘う言葉に
心揺れ・た・り・し・な・い・で♪
と2拍3連がやってくる。
リズムの重要性が昇華されるようにして
ぎゅっと詰まるわけなんですけど、
で、これまたゾクゾクしちゃんったんですけど、
(ギターでイントロ部分を弾きながら)
一番短くて一番印象的なイントロとして
けっこう言われているんですけど、
1拍の中に4つの音を入れてるんですよ。
♪チャカチャーン♪ってみんな言ってるでしょ。
S:♪チャカチャーン♪だと思いました。
M:違うんですよ。本当は
♪チャカチャチャーン♪
なんですよ。
(再びギターでイントロを弾いてみる)
S:おぉ~っ!
M:なんですよ。
S:【チャカチャチャーン大賞】なんだ(爆)。
M:「おっ!?」という感じで曲が始まるんですが、
「ラブストーリーが突然に」っていうことで、
突然感みたいなことがここで演出されて
いるんですけど、さらにまたここで
音楽的な話をしますよ~。
(ここからギターを弾きながら解説)
Em(9)(Eマイナーナインス)から入って
そのあとにですね、
Em7(11)(Eマイナーセブンイレブンス)って
音が入ってきます。
で、F#7(♭9)(F#フラットナインス)と
(#9)(シャープナインス)という音が
入ってきて、それでポップコーン奏法で~
ここまでの流れってコード感と今の
ポップコーン奏法を含めて言うと
これ全部、スージーさんもよくご存じの
テンションコードってヤツですよね。
テンションっていうのは、つまり緊張のことじゃ
ないですか、緊張感がやや増すんですよ。
9度とか11度とかの音で緊張感がどんどん
高まっていくこと、そしてこのギターの
リズムがあるとドキドキ感が高まっていく、
心拍数の上昇をギターで演出しているんです。
あと、ポップコーン奏法でちょっとうわついた
雰囲気…うわついた感じなんかも
これで演出しているわけです。
リズムの仕掛けがあるからこそ、
緊張感がありながらもドキドキ感、
切迫感とかが上昇していく、心拍数が
上がっていく感じとかをちゃんと
演出しているというところが
この曲の素晴らしいところなんですね。
S:なるほどね~。
ギタープレイといえば大抵は華やかな
ソロ部分に目(耳?)がいってしまいがちですが、
カッティングに着目したマキタスポーツさんは
お見事としか言いようがありません。
そして、この放送でポップコーン奏法を初めて知り
またひとつ勉強になったわ~と感じた
おばちゃんでありました…