“東京の空”の下で

音楽をこよなく愛するおばちゃんが日々の出来事をつらつらと綴ります。

希望という名の光/山下達郎

こんばんは、おばちゃんです。

以前この書庫で『最強の泣け歌』として
トミー・ヤングの“I MUST GO”を取り上げたのですが、
それに勝るとも劣らぬ曲に出会いました。

山下達郎さんの“希望という名の光”です。
イメージ 1

この曲は2010年にナインティナイン
岡村隆史さん主演の映画“てぃだかんかん”の
主題歌としてリリースされましたが、
その後も東日本大震災をテーマにしたドラマや
CM、ゲームとのタイアップに使われるなど
年月を経てもなお聴かれ続けている曲です。

お恥ずかしい話ですけれどこの曲のことは
もちろん知っていたのですが、
今思えばテレビ番組などの映画の宣伝の中で
サビの部分くらいしか聴いたことがなく、
正直曲が自分の中に入ってこなかった
感じがあったように思います。

それが数日前某動画サイトで
初めて曲を全部聴いたら…
(達郎さんCDじゃなくてごめんなさい

涙腺崩壊してしまった

要約すると「辛くても希望を持って」という
簡単に言えば応援歌なのですが、
派手派手しく「頑張れ!」とまくしたてるでもなく、
達郎さんのちょっと朴訥な感じのする
歌詞と歌い方が沁みてきます。
(特に1番の♪だからどうぞ泣かないで
こんな古ぼけた言葉でも♪というところが好き)

そして、これはウィキペディアで読んだのですが、
コンサートに出演した彼がこの曲を演奏する際に語った、
歌い続ける理由に心打たれました。

「歌は人を幸せにするためにあります。
歌というのは人の幸せに尽くすためにあります。
でもときどき、本当に辛いとき、本当に悲しいとき、
歌は残念ながらとてもちっぽけな力しか持ち得ません。
僕はいつも、そのことを思いながら35年間
歌い続けてきました」
(そしてコンサート直前に自ら命を絶ってしまった
ワーナーの社長・吉田敬氏のことに触れ、
「とても残念でなりません」と話した後に)
「それでも僕はこうして歌い続けることしかできません。
そして、人の幸せに尽くし続けるということを
願い続けて歌い続けることしか、僕にはできません。
決して生きることを放棄してはいけません。
いろいろなことがあるでしょうけども、
去って行った人々の分まで皆で助け合って、
励まし合って、悲しくても、苦しくても、辛くても、
それでも皆で生きていきましょう。
歌の文句にあるように、夢はいつも叶うもんじゃありません。
人生はそんなに甘いもんじゃありません。
それでも生きていきましょう」

山下達郎というとどうしても
「音作りの職人」的なイメージが先行して
サウンド面が注目されがちですが、
この場で語られた「歌うこと」に対する深い思いには
ただただ脱帽するしかありません。
そして、この曲はこんな思いを持つ彼だからこそ
歌えるのだと感じました。

私も曲の中の♪運命に負けないで♪の
言葉に励まされて強くありたいと思います。