“東京の空”の下で

音楽をこよなく愛するおばちゃんが日々の出来事をつらつらと綴ります。

オリジナルよりカバーのほうが好きかも…な曲①~あの鐘を鳴らすのはあなた

こんばんは、おばちゃんです。
今日は小田さんの話題からちょっと離れて、
カバー曲のことを書きたいなぁと思います。
 
カバー曲というと、以前はあまりいいイメージで
とらえられなかった気がします。
それはおばちゃんの中に
『カバー=オリジナルのマネ』
という先入観があったせいなのですが、
聴く側が持っているオリジナル曲の
イメージを超えるのは
本当に大変なことだと思うのです。
近年になるとカバー曲のフルアルバムを
リリースするアーティストも増え、
カバー曲は市民権を得たように感じます。
 
おばちゃんもこれまでいろいろな
カバー曲を聴いてきました。
その中で「コレ、オリジナルより好きかも~」と
いう曲を取り上げていこうと思います。
 
1回目はこの曲です。
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和田アキ子さんの代表曲として
有名な曲です。
 
おばちゃんは前からこの曲が大好きです。
歌詞が好きなんです。
♪あなたには希望の匂いがする♪
というところが特に。
 
そして最近、某動画サイトでこの曲の
カバーを見つけました。
歌っているのは朱里エイコさんです。
 
イメージ 2
 
ソウルシンガーのようなダイナミックな
歌いっぷりだけど、
力技でねじ伏せてくるわけでもない。
彼女に歌謡曲の歌手としてのイメージしか
持っていなかったおばちゃん、
ただただ驚きでした…。
 
後に1960年代に10代で単身アメリカへ渡り
努力の末ショービジネス界で成功をおさめ、
『リトル・ダイナマイト』と称賛されたほどの
実力の持ち主だったと知りました。
 
しかしアメリカで大成功した彼女を
受け入れるだけの地盤が
当時の日本の芸能界にはなく、
帰国後の彼女はアメリカと日本のギャップに
苦しんだ末に
56歳の若さで亡くなってしまいます。
 
おばちゃんが子供の頃、テレビで歌う彼女を
リアルタイムで見ていたはずなのですが、
歌に関しては印象が薄く、
むしろ自身の脚に1億円の保険をかけて
ものすごい話題になったことのほうが
強く記憶に残っています。
 
そんなことを思うと、
彼女は生まれてくるのが
早すぎたのかもしれないな…と
しみじみと思うおばちゃんでした。
 
朱里エイコさんはこの曲だけでなく、
尾崎紀代彦さんの“また逢う日まで”や
ペドロ&カプリシャスの“別れの朝”も
カバーしていますが、
どの曲も素晴らしい仕上がりになっています。